2012年6月10日日曜日

サッカーから学ぶリーダーとは


一昨日のワールドカップアジア予選の日本VSヨルダン戦は、日本圧勝でしたね。私はリアルタイムで試合を見ることはできず、とても残念でした。香川、本田、長友など海外で活躍する選手も増え、個人としてサッカーのスキルが高くなり、今後の日本代表の活躍が楽しみですね。


私は、日本代表を見ながら、どのようにすれば強いチームができるのか、チームのリーダーはどのような行動をすれば良いのかも考えながら日本代表を応援しています。例えば、日本代表のメンバーである長谷部選手は、南アフリカで開催された2010ワールドカップからキャプテンになりましたが、長谷部選手がキャプテンになった時、正直な印象としては、今までとはまったく異なる新しいリーダーが出てきたと感じました。みなさんはどう思いましたか?みなさんは、リーダーにふさわしい人物としては、どのような人をイメージしますか?


リーダーは、突出した才能を持ち、チームメンバーに方向性を示し、ぐいぐい引っ張ってくれる人というイメージが強いかもしれません。しかし長谷部選手は、彼の著書である「心を整える」のなかで、キャプテンとして、「自分には一目で分かるような突出した武器がない」、「みんなを引っ張るリーダーではなく、組織の乱れを正していく」、「なるべく全体を客観的に見まわして、チームに足りないことを探し、チームを整える存在」を意識して行動していると書いています。チームのバランスを最優先で考えて、声を出す選手が少なければ自分からどんどん声を出す、みんなが熱くなっていたら冷静になる、チーム内で潤滑油になり、メンバー間のコミュニケーションを促進することを実践することでリーダーとして信頼を得て、結果を出していると思います。


長谷部選手は、チームの方向性を決め、引っ張っていくリーダーではなく、チームが最大限に力を発揮できるための環境をつくる、メンバーの力を引き出すリーダーであると私は思います。長谷部選手は、個人としては目立たないかもしれないが、常にチームを最優先で考え、チームが成功するためには何が必要かを考え、どれだけチームに貢献できるかを一番考えて行動していて、とてもすばらしいと思いました。


サッカーなどプロスポーツの世界は競争が激しく、誰もが他のメンバーに負けたくない、良く見られたいと、自身の成果のみを考えてしまうことが多いかもしれません。確かに自身の成長のためには必要なことですが、リーダー、そして、一人ひとりがチームの成果を考え行動することで、とても素晴らしいチームになると思います。


今回のブログを書いていて、私自身も仕事のなかで、チームの成果を考え、自分ができることを率先して行動するように意識していきたいと思いました。

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