2012年6月17日日曜日

組織で働く上で大切な行動とは


6/12のワールドカップ最終予選、日本対オーストラリアの試合は、アウェーのなかで日本代表は良く戦いましたが、勝ってほしかったですね。前回のブログで、「サッカーから学ぶリーダーとは」というテーマで長谷部選手のことを書きました。その長谷部選手の試合後のコメントを聞き、チームのキャプテンとしてさすがだなーと思いました。彼は、「この3連戦では、なかなか出番が少ない選手がチームのムードをよくしてくれたので、あとで声をかけたいです」と言っていました。チーム全体を見て、試合に出られず悔しい思いをしている選手のことも考え、チームのバランスを整えていると感じました。これが、チームの一体感・力を引き出すことに繋がっていて、発言もこれを常に意識していると思います。長谷部選手の行動は他の選手にも良い影響を与えているのではないでしょうか。2010ワールドカップでは、得点を上げた選手は、まずベンチに行って控え選手と喜びを分かち合う姿が印象的でしたね。

今回のブログもサッカーの長谷部選手のネタになりますが、彼の著作である「心を整える」のなかから、今回は、組織で行動する上で重要だと私が感じたことを書いていきます。

■「チームメイトから食事に誘われたら、絶対に断らない」
長谷部選手は自分は引っ込み思案な性格と言っていますが、海外へ移籍後、積極的に自分から話しかけることや、試合後にチームメンバーから食事に誘われたら断らないことを意識して行動していたとのことです。練習や試合の時間以外でもチームメンバーと時間を共有することで、チームメンバーの意外な一面を知ることや、自分のこともより理解してもらえ、信頼関係を築くことができると書いています。仕事で考えてみると、最近は仕事以外での飲み会などつきあいも減ってきているようですが、お互いに信頼関係を築き、組織として力を発揮するためには、仕事以外の飲み会などで関係性を深めることはとても重要だと思いました。

■「監督の言葉にしない意図・行間を読む」
先発から外され、控え選手としてベンチから試合を見ている時は、とても落ち込み、ふてくされてしまう気持ちになってしまうことが多いようですが、ベンチに座っている時こそチャンスであると長谷部選手は言っています。なぜなら、監督がどんなプレーを評価しているかを、すぐ間近で観察し、学ぶことができ、自分のプレーに活かすことができるからとのことです。また、プロになった初めの頃は、遠慮せずにガツガツやろうと思い、監督と意見が異なった時にすぐに反論をしていたとのことです。しかし、Jリーガーになったことで天狗になっている自分に気付き、監督の言葉を表面的に捉えるのではなく、常に監督が発した言葉の意図は何かを汲み取り、行動することを意識するようになったとのことです。仕事で考えてみると、部下として、謙虚な心を持ち、自分の意見を優先する前に、上司が気にしていることは何かを考え、言葉の意図を汲み取って行動することがとても重要だと思いました。

以上、長谷部選手からは、組織で働く上で大切な行動を多く学べると思います。自分自身も仕事で、意識して行動していきたいと思いました。

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