2012年10月7日日曜日

「強いチーム」に一番必要なことは「信頼関係」

あなたが所属しているチームは「強いチーム」と言えますか?

現在のビジネスが多様化し、スピードが求められる状況では、1人の強いリーダーがメンバーを動かし成果を出すことは難しい状況になっていると思います。現在求められているのは、リーダー1人がメンバーを動かして成果を出すのではなく、メンバーが自ら考え行動しお互いに協力し合いながら「チーム」として成果を出すことだと私は思います。

「強いチーム」とは、「ある目的や目標を決められた時間内に達成することができるチーム」です。強いチームは、個人が持っている力を「1」とすると、個人が持っている力(「1」)の総和(1+1=2)よりも、より大きな成果(1+1>2)を出すことができると良く言われます。では、どのようにすれば強いチームをつくることができるでしょうか?

私は、強いチームをつくるために一番大事なことは、「信頼関係」だと思っています。なぜなら「信頼関係」があることで、目標達成に向けてお互いに一番協力し合うことができるからです。信頼の意味は、辞書では「信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。」とのことです。私は、信頼関係とは「お互いに目標を達成するために、責任を持ってやり遂げる・やり遂げてくれるとお互いに信じ合えている関係性」だと思います。信頼関係は、同じ目標に本気で取り組むことででしか生まれないと思っています。

私は企業に対して、チームワークの研修も行っています。
例えば、
・一つの部門・課に対して、チームとして成果を出す意識を高める
・新しくプロジェクトが始まる前に、人となりを知り、関係性を強化する
・中堅社員や全社員向けに職種・部門を越えた横への連携強化の意識を高める
などを行っています。

チームワークの研修には、アクティビティ(体を動かしながらチームで目標や問題解決に取り組む活動・ゲーム)を取り入れて行っています。なぜなら、アクティビティを利用しチームで目標に本気で取り組む体験を行うことで、お互いに信頼関係を築くことができるからです。
アクティビティでは、チームで本気で取り組んでもらうために、様々な仕掛けを設定しています。
・アクティビティ自体が面白く、がんばれば達成できるくらいの難易度に設定して、やりたいと思ってもらうような内容にする
・目標達成に対して連帯責任にすることで、全員がコミットしなければいけない設定にする
・最初は簡単に達成できるアクティビティで成功体験を積みながら本気度を上げていき、少しずつ難しいアクティビティを行っていく設定にする

参加者は目標に本気で取り組んでいく体験を通して、信頼関係を築き、「強いチーム」になっていきます。

そして、最後に研修での学びを仕事に活かすために、仕事の場でもチームとして成果を出していくために、自分や自分達はどのように行動していくかを考えていきます。過去にチームワーク研修を受けた参加者の方から、「仕事でも、自分達のチームだったらどんなに難しい目標でも達成できると思います。」と力強く言っていただいた言葉がとても印象に残っています。この状態で仕事でも目標達成に向けて取り組み続けることができれば、これこそが「強いチーム」だと言えると思いました。

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